| OGISU GUITAR No.30 | ||||||||||||||||
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クラシック・ギターのボディにスチール弦を張って弾き語り等に用いる、いわゆる テスコじゃないしエレキでもないのですが、日本に「洋楽」とか「ギター」、あるいは「ギター弾き語り」といったものが定着していく過程で現れた「変種」みたいなもの(そして現在は絶滅種)ですから、このコーナーの仲間に入れておけば何かと便利かと思いまして。 | ||||||||||||||||
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60〜70年代の量産メーカーといえば鈴木バイオリン、ヤマハ、全音あたりが代表格でしょうか。このギターのブランド"OGISU"については詳細不明。上記3社以外にOEM式で製造を行っていた工場も、きっと複数あったのでしょう。 ちなみにTeiscoブランドのアコースティック・ギターも存在します。 ところで「クラシック・ギターに鉄弦を張って弾き語り」というのは日本に限った現象でもないようで、例えばソビエト(現ロシア共和国)のフォーク・シンガー、ウラディミール・ヴィソーツキーのCDで、この「クラシック・ギター+鉄弦」の使用例を聴く事が出来ます。その音色は……まぁペナペナのポコポコで、あまり良い音とも思えないのですが、ヴィソーツキー本人は気に入っていたみたい。 自分のギターはマエストロが作ったものなんだぁと多少自慢げに語っている映像作品あり。ただこれは日本語字幕無しなので、細かい内容までは分かりません。 ソビエト(ロシア)にはヨーロッパ経由(あるいはジプシー経由)でギターが移入されたのではないかと思えますので、「クラシック・ギター+鉄弦」という組合せは、ヨーロッパではわりと普通のものなのかも知れませんね。 | ||||||||||||||||
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日本でのクラシック・ギター普及の歴史、簡単に調べて今のところ分かっている範囲の事を以下にまとめ↓
ちなみに、明治27年以前の日本ではどんな外国音楽が聴かれ、演奏されていたかを簡単(不完全)にまとめてみたので、読みたい人はここをクリック ・ついでにマーティンのドレッドノートについて。最初はオリバーディットソン・ブランドで1916年に売り出され、マーティン・ブランドのD-1、D-2は1931年発売。 日本でマーティンのドレッドノート(あるいはそのコピー・類似品)が使われるようになるのは「フォーク・ブーム」以降ではないかと思うのですが、日本で主に使われた(好まれた)フォーク・ギターはドレッドノートより小型のOシリーズ(の類似品)とか、「なで肩な方のギブソン」とか、ドレッドノートを多少小型にアレンジしたもの(ヤマハのLシリーズ等)とかで、そうこうするうちピエゾを内蔵した所謂エレアコの実用度も高まり、ドレッドノートみたいな大型ボディは(大抵の人にとっては)無用の長物と化し。 結局ドレッドノートって、日本では主流にはならなかったように思います。ちょっと大きすぎますものね。 | ||||||||||||||||
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普通のクラシック・ギターとパーラー・ギターとでは外観に大きな違いはないのですが、ペグの軸(ストリング・ポスト)が金属製です。 ボディにはサンバースト・カラーが施されていたりして、やはりクラシック・ギターとは全く異なる趣味のお客さんを想定していた商品なんだと思います。 | ||||||||||||||||
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見た目は普通のクラシック・ギターと変わらなくても、内部は鉄弦の張力に耐え得る設計になっていなければいけないんじゃないかと思うのですが、昔の人はとくにそういう事は気にしなかったものなのか、とりあえずこの楽器は、ブリッジは浮いて来てるし、その他の接着面も剥がれかかっている個所が多いし、ネックは起き上がっているし、塗装もどうかしちゃってるしと、つまり全体的にガタガタのボロボロ状態でございました。 | ||||||||||||||||
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まぁ楽器としては、どうも完全にアレな代物なのですが、「杢入り化粧板」を貼る事だけは欠かせなかったようです。 2005/05/27 | ||||||||||||||||